御灯明油 灯和 (わあかり) / 太田油脂株式会社

和明り- 灯明油が伝える中世の灯り
ゆったりと灯される火の美しさは、人の心をわしづかみにする。
寺に育った私にとって、本堂に揺らめく蝋燭は、一番はじめに 興味を持ったおもちゃであった。
今やお寺で灯される明かりも、和蝋から洋蝋に取って代わった。
なみなみと油をはり、油に浸した草に火を灯す灯明も、電球に取って代わられた。
すべては効率と安全のために。
そんな中、あえて灯明に思いを馳せ、中世の日本を照らしたこの明かりを広めようとしている人がいる。
太田油脂株式会社の夏目さんだ。
夏目さんはこの会社に入ったときに、社長から
「食用油以外はまかせる」
と言われ、現代では忘れ去られつつあるこの灯明に対する社長の熱い想いに心を打たれ、灯明の灯りを守る取り組みを決めたという。

実はこの太田油脂株式会社、
宮内庁御用達の灯明油を扱う会社である。
1949年、宮内庁が戦後の物資不足で油の調達に難渋していた際に地元宮司のとりなしで納入して以来、御用達の灯明油を取り扱っている。
そのような由緒もあり、この会社が扱う灯明油はさすがに逸品だ。元々食用の油としても非常に質の高い国産菜種圧搾油を100%使っているため、ススがが少なく建物や人体への影響が小さい。そんな灯明油は、宮内庁以外でもさまざまな場所で重宝されているが、その一つに、日本を代表する古刹・東大寺がある。
太田油脂の灯明油は、既に宮内庁や伊勢神宮などでは採用されていたが、寺院で使われたことはまだなかった。
そこで、太田油脂の灯明油の素晴らしさを知ってもらおうと、社長自ら東大寺に話をしてみたのだ。
すると、灯明油自体は東大寺でも従来より使用されているが、灯明に特有の油煙のために、僧侶が大変な苦労をしていることを聞かされた。
ここ東大寺で行われる年に一度の「お水取り」は、本尊・十一面観音に国家安泰等を祈願するもので、僧侶達は世の中の罪を一身に背負い、一般の人々に代わって苦行を行う。二週間、灯明の明かりの下でひたすら声明を唱えるなど様々な法要を行う僧侶達は、真っ黒なススと油煙に全身まみれ、
「のどや鼻が痛くなり、法要が終わってもしばらくススが体の中に残って辛い」
と漏らしていた。
良い灯明油はススが出にくい。
僧侶達の苦労が少しでも和らぐならと、社長は自社の灯明油を寄進したいと申し出た。
実際、化学溶剤を使用せず、菜種を丁寧に絞ってつくる油はススが出にくく、東大寺の僧侶達からも評判は上々だ。
夏目さんはこう語る。
「日本の歴史を後世に伝える東大寺で、今実際に使われている油。この油を家庭で使うことは、家庭の中にも日本の文化と歴史が伝えられていくことになる」
夏目さんが灯してくれた灯明はとても温かく、
いつまでもその灯の揺らめきに目を奪われてしまう。
文章の提供 / TAKUMI
中世の火あかり。明るさに慣れきった現代人には「これで照明になるの?」というくらいの、ロウソクよりもさらにか細い灯りなのだが、この明るさに身を委ねていると、心のうちの何かがリセットされてゆく感じがする。 油は精製されていて煤の心配はないし、灯芯も極上、用具は思い切って現代的というところも面白い。
[2010/02/02] 山本直志 様「ほのかな明かりフェチ」なので、商品を知った瞬間、購入手続きをとりました。商品の発送がビックリするくらい早く、すごく嬉しかったです。
今までは、キャンドルで「ほのかな明かり」を楽しんでいましたが、ろうの独特な臭いが鼻につくことがありました。その点、灯和は、ほとんどまったく煙が出ず、嫌な臭いもないので大満足です。
また、灯芯の本数や、先端の位置を調整することで明かりの調節もできるので、その日の気分で明るめにしたり、暗めにしたりもできるのがGOOD。すごく気に入りました。
ラベンダーのエッセンシャルオイルをたらして、毎晩、寝る前に、揺らぐ炎と香りで癒されてます。
















